腰痛

腰痛

腰痛
  • 腰に痛みがある
  • 腰の曲げ伸ばしが辛い
  • 朝起きると腰が辛い
  • 重い荷物を持ち上げるのが辛い
  • 腰や下半身にかけてしびれがある
多くのひとが「特に心当たりがないのに気づいたら腰が痛い」というような経験を一度ぐらいしたことがあるのではないでしょうか。また、検査を受けても原因がわからず、慢性的な腰痛に悩まされている方も少なくありません。

腰痛の原因は、生活習慣から骨や筋肉系の病気までさまざまです。生活習慣が原因となっている場合は、少し注意するだけで痛みが改善することがあります。

症状が進行し日常生活に支障をきたすようになる前に、検査を受けて原因を突き止めることから始めることをおすすめします。

腰痛の悩み

同じ腰痛でも、人によって症状が異なります。
以下は代表的な腰痛の症状です。
腰に痛みがある

腰に痛みがある

思い当たる原因がないのにいつも腰が痛い、なんとなく腰が重い感じがする。
腰の曲げ伸ばしが辛い

腰の曲げ伸ばしが辛い

立ち上がったり座ったりするときに、腰を曲げ伸ばしすると腰が痛い。
朝起きると腰が辛い

朝起きると腰が辛い

朝、目が覚めると腰が痛く、起き上がるのに時間がかかってしまう。
重い荷物を持ち上げるのが辛い

重い荷物を持ち上げるのが辛い

普通に生活しているとそれほど腰に痛みを感じないが、重い荷物を持ち上げると痛みが増すため辛い。
腰や下半身にかけてしびれがある

腰や下半身にかけてしびれがある

立ち上がったり歩いたりしているときに、腰や下半身にかけてしびれを感じる。

腰痛の原因について

病気が原因となっている腰痛と日常生活が原因となっている腰痛があります。
椎間板ヘルニア

椎間板ヘルニア

椎間板が飛び出してしまい近くの神経を触り圧迫してしまうことで、腰痛を引き起こす病気です。
腰痛、お尻、下半身に痛みやしびれ、感覚障害などさまざまな症状が現れます。症状が進行すると、動くことが困難になり日常生活に支障を及ぼすようになります。
腰に大きな負荷がかかった場合(ぎっくり腰)

腰に大きな負荷がかかった場合(ぎっくり腰)

腰に大きな負荷がかかることで靭帯や筋肉組織が炎症もしくは筋肉が損傷し、痛みを引き起こすのがぎっくり腰です。腰から下の力が抜けてしまうような感覚や激しい痛みが出るという特徴があります。
長時間同じ姿勢を取り続けることが多い

長時間同じ姿勢を取り続けることが多い

長時間同じ姿勢を取り続けていると、腰の筋肉に疲労が溜まってしまい腰痛を引き起こすことがあります。姿勢を改善せずに症状が進行してしまうと、日常生活でも痛みを感じる慢性的な腰痛になってしまうことがあります。
運動不足によるもの

運動不足によるもの

運動不足だと普段使わない筋力が低下して正しい姿勢を保ちにくくなってしまいます。その結果、腰に余計な負荷がかかり腰痛を引き起こしてしまうことがあるのです。

腰痛になりやすい人はどんな人?

腰痛になりやすい職業は、長時間同じ姿勢でいないといけない職業や、腰に過度の負担がかかるような重い荷物を運ぶような職業です。このような職業についている方は、腰痛にならないように他の人よりも注意する必要があります。

また、腰痛になりやすい人の日常生活や身体的な特徴は、運動不足やストレスを感じやすい、肥満気味、40代以上の方です。
ストレスと腰痛は関係ないように感じるかもしれませんが、ストレスを過度に感じると自律神経のバランスが乱れて血行が悪くなるため、腰痛につながります。

腰痛が慢性化する原因

腰痛が慢性化してしまう原因はいくつか考えられています。

腰痛になった原因が長時間同じ姿勢でいなければいけない職業についている場合や何気ない癖である場合、治療をして一時腰痛が解消したとしても根本的な解決にはなっていません。原因を解消しないと腰痛が慢性化してしまいます。

脳には痛みを感じたときに痛みを抑える物質を出す機能があります。腰痛を治療せずに我慢したままでいると、腰が痛むたびにストレスを感じるようになります。精神的なストレスは痛みを抑える脳の機能を低下させ、治療をしても痛みを感じないようになるまでに時間がかかるようになってしまう可能性があるのです。

また、腰が痛いからと動かないでいても脳の痛みを抑える機能が低下して、本来ならわずかな痛みでさえも強い痛みを感じるようになってしまうことがあり、腰痛の慢性化へつながります。

気功施術から見た腰痛について

腰痛は、その80%が原因不明と言われています。それはトリガ-ポイントが多岐にわたり、
体幹のみならず手や足にも存在するからです。
トリガ-ポイントを見逃しているため、治りの悪い腰痛となっていることが多々あります。
ここでいくつかの施術例を紹介いたします。
①30歳代女性
●症状・・・10年来の腰痛。
●施術・・・トリガ-ポイントは両大腿部内側面。 2回施術で痛みは消失。 原因として学生時代チアリ-ダ-部に所属し急激な開脚で両大腿内側面に負荷がかかり、腰痛となったと思われる。
②60歳代女性
●症状・・・もともと腰痛あり。原因不明で急激に悪化。総合病院で種々検査するも異常なしといわれる。外出時、自力で歩行できず、自転車を支えにして歩行。
●施術・・・トリガ-ポイントは大腸経の経絡上、肺の経絡上の硬さ。及び右下腿部外側部の古い打撲のあと。週2回3か月の施術で痛みは消失。 小児のころより、腸及び呼吸器が弱かったとのこと。それが経絡上の硬さに繋がっていたと思われる。
③30歳代男性
●症状・・・腰痛歴8年。マシ―ントレ―ニングを行い中に悪化。都内某総合病院でヘルニアと診断され、手術することに。手術3日前にやはり手術をしたくないと来院。
●施術・・・右半身全体的に硬さあり。胃の経絡に沿って硬さが出ていたので尋ねると「胃は子供のころから弱い」とのこと。初回施術で痛みが半減し、手術を断り通院を継続。計7回の施術で自覚症状としての痛みは消失。
④40歳代女性
●症状・・・腰痛歴20年。学生時代バスケットボール部で部活中に痛めたとのこと。
●施術・・・右腹筋部、左下腿部外側部に硬結あり。右腹筋部は腰痛を治すために腹筋のやりすぎによるもの。左下腿部はバスケットボ―ル部時代の捻挫の後遺症的なもの。同部位を調整施術、8回でほぼ痛み消失。
⑤50歳代女性
●症状・・・2か月前より腰痛。
●施術・・・トリガ-ポイントは右ふくらはぎ、右足うら、腎の経絡上の硬さあり。腰痛が出る前に夜中に右足がひどくつったとのこと。腎のエネルギ-が低下すると足がむくみしばしば足がつりやすくなる。  腎の経絡は足うらの湧泉から発するので、足うらの調整は必須。 4回施術にて痛みは消失。
⑥20歳代男性 メジャ-リ-ガ―
●症状・・・腰痛。アメリカでヘルニアと診断され手術を受ける。手術は成功するも痛みが取れずオフシ-ズンに来院。
●施術・・・トリガ-ポイントは足の太陽膀胱経(頭部から背面を通り足小指側に至る)。
ポジションがピッチャ-で投球時に体を回旋させ腰に負担がかかるという点、東洋医学的に言うとアメリカという地で食事が合わず消化器系に負担がかかり胃腸のエネルギ-が弱っているという点。東洋医学陰陽五行論相生相克関係にもとずき、胃腸のエネルギ-を調整しつつ膀胱経絡上の硬結を緩める。2回施術で痛み消失。
今、6人例をあげましたが、その人の体質や、過去の怪我、飲食の嗜好、
体の使い方のくせなどが反映されている場合が多いと思われます。
トリガ-ポイントが思わぬとこにあり、その為いつまでたっても治らない原因不明の腰痛となっているようです。
ちなみにトリガ-ポイントに対する自覚症状(痛みなど)は全くありません。

どんな施術を行うのか、気功施術と腰痛の関係について

トリガーポイントに対する気、及び手技によるアプローチを行い、痛みと痛みの原因を取り除いていきます。